2月頃にニュースになっていましたが、4月にAmazonのKindleTouchが日本で発売になります。
DoCoMoの回線利用費がコンテンツの購入代金に含まれるそうで、3G回線の利用費もタダなんだそうです。
ただしかし、出版不況の現在、いくら電子書籍とはいえ本が売れるのでしょうか。
出版科学研究所の統計によると、月刊誌、週刊誌、一般書籍、コミック誌、コミック本のすべての売上げが右肩下がりという状況。
一方、黒船と呼ばれている電子書籍市場についても、再生端末の問題や、配信フォーマットの問題という所もあるのかもしれませんが、現在景気が良いのはアダルト系のコミックだけというのは良く耳にしますし、見かける広告からも間違いはなさそうです。
となると、結局Kindleが日本に投入されても、魅力的なコンテンツがないから結局は、、ということにもなりかねません。
しかしAmazonはそのあたりはやはり押さえるべく動いており、
角川グループホールディングスなど出版各社とコンテンツ供給の契約交渉を進めており、一部の出版社とは大筋で合意。4月には講談社など複数の出版社が電子書籍の共同管理会社「出版デジタル機構(仮称)」を設立する。アマゾンはコンテンツ確保へ同社と一括交渉する。(日経)
とのこと。
力のある作家さんの本が、書店に並ぶのと同じタイミングで電子書籍化されれば。。。とは思います。
ちょっと話題の方向性を変えます。
右肩下がりといった本ですが、唯一伸びているジャンルがあるのです。
ライトノベルです。
ライトノベルは日本のサブカルチャーの中で生まれた小説のカテゴリの一つ。英単語のLightとNovelを組み合わせた和製英語であるが、現在では英語圏などでも日本の小説ジャンルを指す単語として使用されている。略語としてはラノベ、ライノベ。稀にではあるが、軽文学や軽小説と表記される場合もある。(Wikipediaより)
朝日新聞、2011年11月の記事にはこうあります、
ライトノベル(ラノベ)の成長はめざましい。出版科学研究所によると、2009年の文庫全体の販売額は1322億円。うちラノベは301億円と約2割にのぼる。文庫全体の販売額が減少を続けるなか、04年から13.6%伸びている。
角川はライトノベルにかなり力を入れています。
で、先ほどの話に戻るとAmazonは角川グループとコンテンツ提供契約をすでに行っている様子。
上記のデータから見ると、角川はラノベを押してくるのではないかと思います。
Kindleでラノベ。
これ、来年度の1つのブームになるかもしれません。

コメントを残す