低予算でできるネット動画収録

低予算でできるネット動画収録 第3回~収録ソフトウェアの準備と録画

第3回となる今回は、いよいよ収録ソフトウェアの準備と設定に入ります。

前2回で、カメラとマイクの設定と準備が終わっている前提でのお話となっていますので、そのつもりで読んでいただけると幸いです。
音がおかしい!映像がおかしい!という場合は、一度前の記事を読み直してみてください。

本連載の目標をもう一度確認しますと、

  • それなりに綺麗なカメラの動画で
  • そこそこノイズが少ない音声で
  • 資料とカメラ映像をミックスして
  • なるだけ編集をしなくていいように
  • 超ハイクオリティではないけれど、それなりのクオリティの動画を収録する

となっています。
今回紹介&設定するソフトウェア「Xsprit」を利用することで、資料とカメラ映像をミックスした動画をリアルタイムに録画することができます。

購入~概要

Xspritは有償のソフトウェアですが、手ごろな値段で高い機能を使えるため、評価が高いソフトウェアとなっています。

https://www.xsplit.com

まずはサイトに訪問をしていただき、上部メニューの「XSPRITの購入メニュー」から、ライセンスを取得しましょう。

3つのプランが表示されますが、真ん中のPersonalで十分です。Free版では今回やろうとしていることはできません。

本日現在の値段は、月額4.95ドルとなっています。3か月ごとにまとめて課金されますが、課金はXSPRITのサイトからいつでも止めることができます。(カードなどでの購入方法や、課金の止め方までは解説いたしませんので、ご了承ください。。)

購入して、ソフトを立ち上げると以下のような画面が表示されます。SnapCrab_XSplit Broadcaster_2015-4-22_9-52-59_No-00

マニュアルやチュートリアルのアイコンが表示されますが、英語です。英語が堪能な方は公式のものをご覧いただくのが良いかもしれません。

このソフトでは、おおきく3つの操作エリアがあります。

SnapCrab_XSplit Broadcaster_2015-4-22_9-52-59_No-02

  1. 基本設定、録画開始操作エリア
  2. 映すものを指定・設定するエリア
  3. シーンの切り替えエリア

それぞれはおおよそ以下のような場合に利用します。

1.基本設定エリアのメニュー

どれぐらいの画質で収録するのか、などを設定します。

2.映すものを指定・設定するエリア

こちらに、カメラの映像や画像、資料を指定することで、それがそのまま映像として残せます。
様々なものを登録することができます。

3.シーンの切り替えエリア

2で設定した映像の構成を何パターンか登録しておけます。
たとえば、シーン1は資料のみの映像、シーン2はカメラと合わさった映像、シーン3はカメラのみの映像、などということができます。

基本設定を始めましょう

まずは、①のエリアのメニューの設定をします。

最初に「閲覧>解像度」をひらきます。
こちらで設定する解像度で、動画が録画されることになります。フルHDであれば「1920×1080」になります。

次に、「閲覧>フレームレート」を開きます。
こちらは、録画する動画の滑らかさを指定します。1秒間に何コマか、ということですね。

当たり前ですが、解像度が高ければ高いほど、フレームレートが高ければ高いほど、動画のファイルサイズは大きくなりますので、ご注意ください。
録画に必要なマシンパワーも増えてきます。

つぎに、「ブロードキャスト」メニューを見ていきます。
このメニューをたどっていくと「Local Recording」というメニューがあると思いますので、その右についている歯車マークをクリックします。
文字を押すと録画が始まってしまいますので、注意してください。

歯車を選択するとこのようなウィンドウが出てくるかと思います。

SnapCrab_Local Recording_2015-4-22_10-18-42_No-00

こちらで、録画フォーマットや画質、音質の設定を行います。

「ビデオのエンコード>コーデック」は「x264」のままで良いです。詳しい方は変更しても良いでしょう。

「品質」は、PCのスペックに合わせて調整します。設定が上(Ultra High)であればあるほど高画質で録画ができますが、CPUの負荷は高くなります。
さらに高画質に、という場合はカスタム設定を利用することができますが、ややこしいので割愛します。

「オーディオのエンコード>コーデック」は、AAC LC HQで良いと思います。「ビットレート」は高いほど音質が上がります
その横の「フォーマット」は、モノラルかステレオかが選択できますが、モノラルで十分ではないかと思われます

Outputの「FileType」は、mp4のままで構いません「Split files at」は、指定したファイル容量ごとに動画を自動的に別ファイルで保存するという機能です。
お好みでご利用ください!(時間できるわけではないので少々使いづらいです)

ここまでで、録画のための基本的な設定は終わりです。

次に、何を録画するか、というところの設定に移ります。

映像ソースの指定とシーンの切り替え

先ほども概要を記載しましたが、2のエリアで、動画に録画を行うものを指定します。
②の上の大きなエリアに表示されているものが、そのまま録画されます。

1.資料を表示させてみよう

順を追って説明します。

  1. PDFなどの資料を普通にひらいてください。
  2. ②の左下にある「追加」メニューをクリックしてください。
  3. そうすると、いろいろ項目が表示されると思いますが「ScreenCaptuer」を選択します
  4. すると、画面上に赤い線が出てきて、どの部分を映すのかを指定できるようになります
  5. 資料のウィンドウを指定したり、資料が表示されている部分だけを指定したりして、動画に映す部分を選択します。
  6. ②の上の部分に、指定した部分が映り込んできますので、それをドラッグしたりして大きさや位置を調整します

これで、資料の取り込みが完了しました。
1つ注意しなければならないのは、以下のように別のウィンドウなどが上に重なってしまうとそれも映り込んでしまうということです。

SnapCrab_XSplit Broadcaster_2015-4-22_11-0-51_No-00

この点は注意しながら、資料のページ送りなどの操作を行う必要があります。

理想は、一時的に2台目のモニターを接続し、以下のように資料以外のものは2台目のモニターに配置しておくという方法です。

SnapCrab_NoName_2015-4-22_11-6-44_No-00

こうすることで、非常にすっきりと資料の操作が可能になります。

なお、「追加」メニューにはいろいろなものを追加できる機能がついていますので、いろいろ試してみることをお勧めします。

2.カメラの映像を取り込もう

第1回で紹介した、カメラとソフトウェアのセットアップが完了している前提で説明をします。

第1回の設定を終え、付属ソフトにカメラの映像がうつっていると、先ほどの「追加」メニュ>GameCapture」に「Monster X U3.0R」というものが表示されていると思います。そちらを選択すると、映像が②の上のエリアに表示されてきます。

先ほどと同様に、大きさや位置を調整してください。
資料との重なり順を調整したい場合は、②に表示されている取り込んでいるもののリストを選択し、②の右下の矢印で上下して、順番を変えることができます

このようなかたちの映像レイアウトができるかと思います。

SnapCrab_XSplit Broadcaster_2015-4-22_11-24-24_No-00

この状態で、先ほど説明した①のエリアの「ブロードキャスト>Rocalrecording」を選択すると、録画が始まります
録画されたファイルは「マイドキュメント>マイビデオ>XSplit Recordings」の中に保存されます。

②のエリアの右上に、マイクとスピーカーマークがあるかと思います。
こちらの説明をしておきます。

マイクマーク
マイクからの音声入力を録画するかしないか、音量の調整が行えます。
やばい、くしゃみが!というときに、こちらのマイクボタンを押すと、一時的に消音できます。

スピーカーマーク
PCでなっている音を録音するかしないか、音量の調整が行えます。
たとえば、PCのミュージックプレイヤーなどで音楽を流しておくと、BGMも合わせて録音ができます(著作権にはご注意ください)。

YouTubeのオーディオライブラリーでは、商用利用が可能なものもありますので、規約をご確認の上、ご利用いただけると思います!
https://www.youtube.com/audiolibrary/music

3.シーンをつくろう

③の箇所の説明がまだでした。
12個のボタンが並んでいるかと思いますが、一度適当に押してみてください。

SnapCrab_XSplit Broadcaster_2015-4-22_9-52-59_No-02

これは、映像のレイアウトや映すものを切り替えるパネルになります。
先ほど設定したのはおそらくScene1ではないかと思うので、次にScene2を設定してみましょう。

Scene2のボタンを押してください。
一番最初と同じように、真っ黒な画面が出てくるかと思います。
先ほどのScene1は、映像がメインで、資料がサブとなるレイアウトでしたので、これを反対にしてみましょう。

先ほどと同じように、配置するものを②のエリアから追加してレイアウトを調整します。

設定したら、1と2を交互に押してみてください。
簡単にシーンが切り替わることが確認できると思います。

このように、Sceneは12個まであらかじめ準備することができます。
資料だけ、映像だけ、別の資料、別の組み合わせなど、いろいろなシーンを作っておくことができます。
これで、プレゼンテーションの録画準備が整いました。

単純なことですが、先ほど説明した録画スタートを行いますと、シーンの操作もそのまま映像に録画されます。
シーンの切り替えをうまく利用して、プレゼンテーションを作成するとよいでしょう。
タイトル画像を別のシーンにしておいて切り替えるのは非常に効果的です!

録画を終える時は、録画を開始した時と同じメニューを選択しましょう。

こんな感じで録画ができます。

おまけ:シーン切り替えの効果を変更する

シーンの切り替えを行うとき、基本設定ではフェードインアウトになっているかと思います。
これを変更する方法があり、「閲覧>Scene transition」で違うものを選択すると、シーン切り替えの効果が変わります!

 

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